2020
08.12

新型コロナウイルス対策にて難易度が上がったこと。

マネージメント, 職場環境

新型コロナウイルスに対する先の見えない感染対策。私自身ちょっと疲れが出てきましたが皆さま如何お過ごしでしょうか。

今回は新型コロナウイルス対策の基本である「密を避ける」ことによって難易度が上がったなと感じることを書きたいと思います。

難易度が上がったと感じていることとは、ずばり、コミュニケーションの場が作りにくくなったという点です。コミュニケーションの場といっても、各種ミーティングは感染対策のもと実施されており、業務は通常どおり行われています。では一体何のコミュニケーションの場なのかというと、休憩時間の他愛のない「お話し」の場です。

現在、当院では「密を避ける」目的で、昼食場所や時間の指定、マスク非着用時の会話の制限などを実施しています。昼休憩は、個人的な感覚では“offの時間”です。そんな“offの時間”だからこそ部下や後輩と他愛もない会話ができ、メリハリをつけることができていました(人によって休憩時間の過ごし方は様々なので、あくまで個人的な意見です)。

そんな当たり前だった休憩時間が感染対策によって変化し、今では意図的にコミュニケーションをとる場を作る必要が出てきました。とは言え、onの時間にoffの時間と同じような「お話し」をする時間を確保することはなかなか難しく、部下の心の余裕がどのくらいなのかを判断するのにエネルギーを多く使うようになりました。もちろん今までもonである業務中に話をし、様々な相談は受けていましたが、特に感染対策が始まって以降、部下の疲弊は増えてきており、今まで出来ていたことが出来なくなっている、自信が持てていないといった印象を受けています(先に述べたように休憩時間の過ごし方や、管理者としての管理方法によって違いが出ると思いますので、あくまで私自身、私の管理者としてのスタイルで感じていることです)。

当たり前だったものが当たり前でなくなった今、私自身今まで以上に部下や後輩に近い場所にいようとしています。が、その行動がどんな結果に繋がっているのか分かりません。しかし、人との繋がり、関係を希薄にする先に未来はないと思いますので、自分らしいやり方を見つけて皆で乗り切っていきたいと思います。

大切な仲間(部下)を失わないよう、ちゃんと頑張れオレ!!

執筆者:野村 和正

理学療法士・介護支援専門員として臨床で働く事15年。
その半数以上を中間管理職として組織運営に携わり、日々現場と管理の狭間で動いている三児の父親。
子供達の未来の為に「父ちゃん頑張ったぞ」と言える父親になる事が今の原動力となっている。

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