2023
02.11

女性事務長のひとりごと 『休み明けの振る舞い ~勇気をもって挨拶を~』

接遇マナー

こんにちは、小柳です。今年ももう2月、時が経つのは早いですね。最近はコロナ前の日常生活がだいぶ戻って来ており、チョコレートを買いにデパートに行くとたくさんお客様が訪れていました。新型コロナのパンデミックの影響下にあったこの3年を思うと、バレンタインシーズンに色とりどりの美しく美味しいチョコレートを楽しめることは、本当に幸せなことですね。皆様も是非楽しんで下さいね。

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新型コロナ感染の隔離期間や濃厚接触者の定義が変わり、感染しても約1週間仕事をお休みすれば復帰できるようになったので、職場を管理する者としては以前に比べるとだいぶ楽になりました。そうは言っても代わりの人を手配したり、予約数を抑制したりするなど対応が必要なことには変わりありませんし、小さい職場なので完全に補填することは難しく、同僚の皆さんには普段以上の負担をかけてしまいます。コロナに限らず他の体調不良や家庭の事情でお休みするときも同様で、長めのお休みになるほど周囲への負荷が大きくなるのも事実です。

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さて。あなたがお休み明けに職場に行く時はどうしていますか?

体調不良の時は多くの場合、「有給休暇」での対応になるかと思います。「有給休暇」は、労働者の権利であり「労働の免除」という定義になります。なので、臨時とはいえ権利を行使して労働を免除してもらっていますから謝罪の必要はありませんよね、本来は。

しかし、人間関係の面ではなかなかそうもいきません。職場やチームの同僚たちは体調不良やその他の事情でお休みすることを「当然」「仕方ない」として頭で理解はしているし、仲間として「大丈夫かな?」という心配する気持ちがあります。同時に「(仕事の負担がかかったので)お休みのフォローをしてあげた」というような少々厄介な心情があるのも事実です。人は理性・頭で考える部分と動物的・感覚的に捉える部分と両方持ち合わせていて、特にお休みが長引いた時や持病などでお休みが頻繁になってくるとムクムクとこういった厄介な感情が頭をもたげて来ます。

改めて、長期の休みの後の復帰の日はどう行動しましょうか?

1週間休んだ後では職場の状況が変わっていますし、同僚と馴染みづらかったり、居づらかったりもします。勤務経験が浅かったりすると尚更で、どうしたら良いかわからなくなりますよね。でも、だからこそお休みでご迷惑をおかけしたことをきちんとご挨拶した方がすんなりチームに戻っていけます。少々厄介な感情が頭をもたげていたとしても、きちんとご挨拶をすることで多くの方はそれも胸におさめてくれるはずです。逆にご挨拶をしない方が火に油を注ぎ感情がもつれる元になりますので、「お休みを頂いて、すみませんでした」とか「急なお休みでご迷惑をおかけして、すみませんでした」と勇気をだして、眼を見てお伝えしましょう。

前回、「ご挨拶は《心の扉を開ける鍵》」とお伝えしたように患者様に対してのご挨拶も大切ですが、職場やチームでの人間関係でもやっぱり挨拶は大事です。

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執筆者:Airi Koyanagi

薬剤師。大手調剤薬局チェーン勤務後、戸塚ヒロ眼科事務長として10年以上クリニックの運営に関わっています。医療スキルと患者様サービス及びスタッフの働き甲斐の3つを成り立たせたいと今も奮闘中

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