2020
06.01

周知徹底よりも大事なんじゃないかと思うこと。

マネージメント

新型コロナウイルス対策にて病院業務も様々な制約を強いられ少し疲れを実感していますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

感染対策の強化は現在の状況を乗り切るためには必要であり、今後も継続した取り組みが必要となりますが、特に医療現場での集団感染はメディアでも大きく取り上げられ、当院でも様々な対策が導入されています。

そんな中、先日、他の管理者と考えさせられる出来事がありました。それは組織全員に情報を共有させる難しさです。

今まで受けてきた管理者教育で印象に残っている言葉に「周知徹底なんて無理です。諦めてください。」があります。いつもその通りと思いながら、伝達事項がある場合は、口頭、院内メール、掲示など様々な手段で周知させようとしていましたが、今回も周知できませんでした。受け手の問題か、発信者・発信方法の問題か。管理者の私としては「発信者側の確認不足」に気を付けるべきだったと思っています。

多数のスタッフ相手に情報を発信する際、全体朝礼などで口頭で伝える、メールで伝える、掲示物で伝える等の手段が効率よいイメージがありますが、どちらかというと発信者側の一方的な情報の伝達で終わっていると思います。では一方的な情報発信で受け手のエラーを防ぐにはどうしたらよかったかです。それは事前に理解度を確認し、管理者として受け手の行動を確認するべきだったと反省しています。

すべての事例において一人ひとりの理解度を確認することはとても労力を要し、また難しいことも分かっています。それでも限界があることですが、管理者として、「伝えたから役目が終わった」では済みません。特にスタッフの特徴を把握している管理者であれば、「本当にスタッフのAさんは理解できたんだろうか。少し事例を交えながら確認してみようか。」のようにスタッフの理解度に合わせて「確認」するところまで関わることが必要だと思います。そうすることで、エラーを防ぐことはができると思います(当然、受け手側の努力・成長も同時に必要なことですが・・・)。

教育においても同じことがいえますが、受け手がどれだけ理解できているのかの「確認」こそ、周知徹底よりも大事なんじゃないかと思います。

もっと現場に近いところでスタッフに関われる管理者に意識してならないといけないなと思える経験でした。

皆様は情報共有の手段についてどう考えますか。色んな知恵を知りたいと思った今回のコラムでした。

執筆者:野村 和正

理学療法士・介護支援専門員として臨床で働く事15年。
その半数以上を中間管理職として組織運営に携わり、日々現場と管理の狭間で動いている三児の父親。
子供達の未来の為に「父ちゃん頑張ったぞ」と言える父親になる事が今の原動力となっている。

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