2019
07.08

管理者としての失敗談

マネージメント

管理学や教育学を学び、管理者として様々なことに気を付けながらその役割に従事していたのですが、先日初歩的なミスをしてしまいました。今回はこの失敗談を書きたいと思います。

それは、入社3年目のスタッフAとのやり取りから始まりました。

A: この書類は医師の確認が必要なのですか?

私:(書類の種類を確認し)この書類は医師の承認がいるから、確認してもらわないといけないよ。

A:分かりました。医師に確認してもらいます。

数日後・・・。

上司:医師からAが提出した書類は不備があるから、ちゃんと確認してから提出するようにと言われたけど、ちゃんと確認した?Aに聞いたら主任(私)からOKをもらいました。って言ってるけど。

私:(・・・絶句)。医師の確認が必要か聞かれたので、確認がいるとは答えましたが、内容の確認・修正指示はしていません。

上司からのこの報告で、「やってしまった・・・」と気づきました。

文面だけを見れば、確認が必要な書類かの問い合わせに対し、私は必要であると返答しているのですが、Aはその一言で主任のOKを得たと受け取ったために、不備のまま書類を医師に提出してしまいました。

おそらく、管理者になりたての頃にこのようなことが起こっていたら、「自分に非はない」とAを一方的に指導していたと思います。しかし、管理者としていろいろと学んできた現在は、完全に自分の管理不足であったと理解できます。まず私がやらなければいけなかったことは、今、Aは私に何を望んでいるのか?内容の確認もした方がよいのか?をきちんと聞き出すべきでした。

Aの問いかけ方も改善は必要ですが、管理者として、聞き手側の確認作業を怠ったと反省しています。当然、同じ経験年数でも何をして欲しいかを先に伝えるスタッフもいますし、聞かなければ言わないスタッフもいます。伝えられるスタッフには適切な返答を、言わないスタッフには問いかけを。両者を上手に使い分けてトラブルを未然に防ぎ、「言わなければ伝わらない」を理解させ、伝える側と聞き手側両方の伝達力、理解力を向上させなければならないことを経験しました。

「そんなこと言わなくても分かるでしょ。伝わるでしょ。」が通じない時代となった今だからこそ、聞き手側の聞く姿勢、工夫がトラブルを未然に防ぐことが重要であり、今回はそれを身をもって痛感したよい勉強となりました。

当たり前のことですが、当たり前の作業を怠った自分の未熟さが身に沁みた失敗談でした。次回のコラムでは前向きな「何か」が掲載できるよう日々悪戦苦闘していきたいと思います。

執筆者:野村 和正

理学療法士・介護支援専門員として臨床で働く事15年。
その半数以上を中間管理職として組織運営に携わり、日々現場と管理の狭間で動いている三児の父親。
子供達の未来の為に「父ちゃん頑張ったぞ」と言える父親になる事が今の原動力となっている。

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