2018
12.03

部下との面接の極意~誰が主役の面接かを考えよう~

マネージメント

上司が部下と面接するとき、成果がでる面接でなければ、面接をした意味がありません。
上司と部下との面接は何のためにするのでしょうか。
部下にこれからも元気で仕事をしてほしいという思いからなのではないでしょうか。
 
上司と部下との面接は、だらだらと世間話をすることではなく、単なる言いたいことの聞き取りでもありません。時々見受けられる事情聴取のような面接。どちらが主役の面接なのか、ちっとも分かりません。さらに、面接の目的が不明瞭ですと、何だか「がちゃがちゃ」とした面接の印象だけが残ります。
 
相手を敬うなら、上司は口数少なく、相手の思いを吐き出させるような面接がよいのではないでしょうか。とかく口数多い上司とは、自分の言い訳ばかりしているのかもしれません。
また、自分の言葉に酔い、相手を思っているようでも、結局は、“自分大好き!”なんですねと思うときもあります。


上司と部下との面接は、「部下を説得」するのではなく、「部下が納得」することです。そして、部下が部屋の扉を閉めた瞬間から、部下自身がこれから何をすべきかを考え、そして決心ができ、行動に移せる面接が理想なのだと思います。
部下のことを思うなら、美辞麗句並び立てるのではなく、上司は聞き役になり、説得ではなく、納得できる面接をすべきだと思います。

ただこれを実践するには短時間では難しいかもしれません。相手をよく知らなければ、納得させるまでにはある程度の時間を要するでしょう。
部下との面接は、相手をよく知ることであり、相手を知らない面接は失礼かもしれませんね。

それと、もう一つ、上司自身、元気がないとき、面接するのはやめた方がいいと思います。なぜならば、元気がないことが伝播するかもしれないからです。
 
上司と部下との面接は、部下を元気にするための面接。部下が主役であることを忘れないでほしいと思います。
 

執筆者:もろずみなおこ

看護部長として10年間、看護管理者となってから約20年間、人材育成、後進の育成に邁進してきました。
長所は超ポジティブ、短所はポジティブすぎること。逆風の中での、病院経営や人材育成を語ることが大好きです。

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