10.15
職員採用のあり方~採用する側もされる側も状況の変化が生じている〜
みなさま、こんにちは。
暑い暑い夏が過ぎ、朝晩には秋の気配を感じるようになりました。
今年の冬は寒くなるとのこと、体調管理にも気をつけていきたいですね。
コロナ第7波も少し落ち着き、全国旅行支援も始まりました。
先々週に北海道へ出張し、今月末にも北海道へ出張と、数年ぶりの北海道への訪れも続くとはご縁があるのだと感じています。月末の出張に上記サポートが適応されるのか、わくわくもしています。また、海外とはいかなくとも県外への旅行も楽しみたいですね。
さて、今回は「就職活動(就活)と採用試験」について考えてみたいと思っています。
リハビリの学校は9月に実習を終了するところが多く、実習終了後に就職説明会や施設見学が行われます。当院でもすでに就職説明会は複数終了し、施設見学がはじまっています。
コロナ禍で病院実習の期間が短くなった、患者の病室へ行くことができないなど、学生にとっても就職したい病院を見つけるのは難しいのかもしれません。
当院でも毎年、リハビリスタッフを複数名採用します。離職率は平均5%程度、多い時10%でしょうか、在籍する人数が多いので採用人数も10数名程度の状況が続いています。
就職希望を出してくれた全員が合格することは難しいのですが、就職希望自体が少ないと企業側も選ぶことができないので、面接で少し?と不安があっても採用する場合もあるのが現実です。最近の傾向では、実習生から就職希望が出る割合が高くなっており、現場でのバイザーたちの頑張りを大変ありがたく思っています。しかしできるならば、?と不安を感じる場合は採用をしっかりと検討したいのが本音です。就活する方も一生懸命ですが、就職後に責任を持たねばならない企業側も必死なのです。長くは40年以上働くわけですから‥
ある意味、人生をかけた就活ですが、1人当たり数分から20~30分程度の限られた時間で“人となり(人間性)”を見出すのは至難の業のようにも感じています。逆に緊張などから自身のポテンシャルを発揮できない方もいるので、採用試験は双方にとって、大変気苦労が多いですね。
企業側からすると、人出は足りないから欲しい、けれど就職後あまりにも手がかかるのも避けたいというのも事実ではないでしょうか。育てることが企業側の役割とは認識していますが、学生の個人差も大きくなってきており、慎重にならざる得ない状況です。皆様の働いているところではどのように採用試験を行なっていますか?こうするといい!など情報があればぜひ教えていただきたいところです。
以前、採用面接時に適正検査を行なっているという病院もありました。本人自身も気づいていない、隠れた性格(特性)などがわかるそうです。1人当たり3000円程度と話していたので、入職後のコストを考えると理にかなっているのだと感じています。当院ではまだ取り入れていませんが、色々情報を集め検討することも視野に入れています。最近は人事系のブログ、HPも増えました。適正検査も色々とあるようですが、「3Eテスト」というものが気になりました(参照:https://partners.en-japan.com/3etest/old/29/)。
面接で見せた意欲は本物か?本当に入社後に成果を出せる人材か?を適正検査で見極めることができるようです。
3Eテストは、エネルギー量(会社や組織においてさまざまな活動を支える基礎的なパワーにあたる要素)として、ビジネス上で必要となる要素を行動性、競争性、野心性、決断性の4項目で測定し、偏差値で結果を表示するとのことです。それぞれの項目の値を見て、採用における活用法が示されています。なお、このエネルギー量は成功体験の積み重ねによって培われるとのことです。機会やロボットに置き換わることができない、人だからこそ生み出せる価値を創り出していくために必要な、エネルギー量を測ることができるテスト、気になりませんか?まずは自分自身が受けてみたいですね。
採用試験においては、もう一つ大切なこと、コミュニケーション(伝える)力です。一般的なコミュニケーションにおいては、第一印象が7割なんて言われますが、採用試験においては質問へいかに的確に答えるか、またその話し方・表情も大切であると感じています。バーバル(言語)・ノンバーバル(非言語)ともに評価される機会ではないでしょうか。
リハビリ職は人を相手にする仕事です。コミュニケーション力があることは大変役にたちますし、就職後の成長にも大きく貢献する力であると感じています。私自身はコミュニケーション力を見極める力はまだまだだと感じていますが、自身が対話の中で大切に思うポイントは重視したいと考えています。みなさんはどのような点を重視されますか?コミュニケーションといっても、一人一人大切にしている点が異なると思われ、そのような意見交換もいつかできると嬉しいなと思っています。
今年も残すところあと2ヶ月と半月です。
思い残すことがない2022年になるよう、そして今年も楽しく過ごせたと満足度が高い1年であるよう、それぞれラストスパートですね。
目の前の課題はたくさんありますが、乗り越えることも楽しみながら、残り2ヶ月を駆け抜けていきたいと思っています。
大晦日、美味しいお酒を飲みながら年越しできることを目標に!
maittankobu プロフィール
作業療法士として22年目。管理職13年目となり、最近は「教育・人材育成」に関心を持って取り組んでいます。誰もがいつまでも働けるこころと身体作りをモットーに、日々楽しく勉強中です。
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