2020
11.16

職種転換、業種転換ができる準備も…~いつでも動ける自分を創る~

社会人としての基本, 職場環境

新型コロナウイルス感染拡大による経済活動の痛手はまだまだ続いています。2020年4~6月期の日本のGDP年率は、戦後最悪の年率28.8%減でした。本日の報道から、7~10月期は増加したものの、感染拡大前の半分の数値だといいます。

また、本日の報道で、大きな痛手を受けた航空業界では、ノジマ電機がJALおよびANAの社員を受け入れるための教育研修を実施したという報道もありました。企業理念や接客方針等の説明がされたようです。映像から、研修に参加しているのは多くは女性でした。客室乗務員(いわゆるCAさん)や地上係員かと思われます。飛行機の飛ばせる便数が激減している中で、コロナ禍で仕事がない職種となります。
新型コロナウイルス感染拡大以前は、この職種は未だに女性の仕事として「憧れ」的な存在だと思われます。“キラキラ”する存在であった職業でした。今でこそ、多様性の観点から日本でも客室乗務員(CAさん)は、男性も就ける職業になりつつも大手2社の客室乗務員の多くは女性が大半を占めます。

ノジマ電機の社長のコメントで、「仕事がない状況で、社会貢献ができれば」と。

憧れの職種と言われていたところが、この度の新型コロナウイルス感染拡大で、一転してしまったことは否めないと思います。

前置きが長くなりましたが、働く上で、いつでも転換できる「もう一つの業種・職種」ということをこれからは考えておかなければならないのかと思いました。

そのためには、どの組織でも通用するスキルを身に着けておくことだと思います。その業界の知識を研ぎ澄ますことも大切ですが、それはその組織にいてこそ活かせることです。今の組織にいても、転職しても、「他業種に転職したら、今の自分は通用するのだろうか」、「今、解雇されたら自分のウリは何があるんだろうか」という自らへの問いかけをしてみたとき、どんな答えがでるでしょうか。

天変地異的なこと、今の世の中はいつ起こるかわからないと思うぐらいのことを見据えて、それを真剣に考える機会が、この度の新型コロナウイルスだったのかとも思いました。

執筆者:下田静香(Shizuka Shimoda)

医療経営オンライン編集長。株式会社エイトドア代表取締役。経営学修士(MBA)。病院、介護施設で人事制度、評価制度、目標管理制度の構築と定着を中心に人材育成、組織開発のアドバイスしています。楽しく仕事ができるためには?!をテーマにしています。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意下さい(スパム対策)