03.30
2022年度における目標 「学び」の方向性
こんにちは。
最近、人事異動と配置転換があり、今までしっかり考えていなかったこと(事業戦略、病院経営)を考える機会が増えました。
こちらの図(図1)は、産労総合研究所の「病院羅針盤」ホームページに記載されていたものです。
病院経営におけるさまざまな課題を、人・もの・金・情報の視点から分類したものとのことで、初心者の私にはとてもわかりやすい図だと感じました。
正直なところ、全ての言葉がわかるわけでもないのですが、少しずつ言葉の理解から勉強していきたいと思います。全てに目を向けてはまだ難しいところもあり、2022年は「組織・人」に着目し、特に「人材育成」に主眼を置いて行動計画をたてたいと考えています。その上で、「情報」と「金」について学んでいきたいです。
また、先日会議の中で、経営グループの未来(ビジョン)をどう考えるか?との宿題がありました。色々ディスカッションがあり、他職種の考えを聞くのが大変面白かったのですが、自身が思う言葉を完結にまとめることが出来ず、もやもやしていました。
調べる中で、コア・コンピタンス(Core competencies)という、言葉を知り、このコア・コンピタンスの見極め、構築、確立が、私がビジョンとして求めていることの一つであると感じました。
「コア・コンピタンス」とは、
顧客に価値をもたらし、他社にはまねはできない、自社の優れた技術やスキルのことであり、「自社の強み」です。
- 顧客に対して何らかの利益をもたらすことのできる能力
- 競合他社が真似できない、真似されにくい能力
- 複数の市場や製品にアプローチできる能力
という3つの条件を満たして、認められるとのことです。
また、コンピタンス・マネジメントを上手く実現するためには、
- 常に顧客価値の視点を持つこと
- 他社との違いを常に明確化すること
- 自社のコア・コンピタンスを拡げていくこと
が大事とのことであり、「収益の拡大」が条件と述べられていました。
耐久性、希少性、代替可能性、移転可能性、模倣可能性など、5つの視点から見極めるとありました。
用語の理解だけでも奥深く、実践するには知識も不足しているため、本も含めてしっかり熟読していきたいと思っています。
人事異動をきっかけに、知識や考え方が広がるのは有り難いことですね。
私自身がリハビリテーション専門職であることから、リハビリテーションを「コア・コンピタンス」(自社の強み)としていけるよう、努力していくことが必要と感じます。収益もあげながら、優れた人材に長く活躍してもらうこと、特別な1人材ではなく、スタッフみなが何かしらの強みを持つ人材を目指すことが必要だと感じています。そのためにも、「人材育成」は不可欠であり、人のマネジメントも含め学んでいきたいと思っています。
配置転換により、改めて、私自身が限られた世界で生きてきたのだなと実感する機会にもなりました。今回、自身の世界を広げる意味でも、今までとは少し異なる方向性へ「視野」をひろげ、学んでいくことを楽しみたいと思います。
執筆者:maittankobu
作業療法士として20年目。いつの間にか管理職11年目となり、いつまでも働けるこころと身体作りをモットーに、日々楽しく勉強中です。
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