11.11
組織を円滑にまわしていくために必要なこととは?
先日、羽田空港で使用されている水道水から高濃度の塩分が検出されたため、数日に渡って水道水が使用できないというニュースが報道されていました。水道は私たちが生活するためのインフラなので、日本ではあって当たり前の存在。なければ、普通の生活を送ることができず多大な支障をきたしてしまいます。
この羽田空港の一件は、組織で仕事をする私たちにも考えさせられるものがあると感じました。組織として当たり前に存在しているものが、もし急になくなってしまったら・・・機能停止に陥ってしまうからです。
例えば、会話も含めたコミュニケーション。
組織では、生まれも育ちも全く違う他人同士が働いています。そのため、価値観や考え方はバラバラ。そうなると、共有しなくてはいけない部分がたくさんあるはずなのですが、コミュニケーションがしっかり取れていなければ誤解やすれ違いが生まれやすいものです。
また、組織が掲げている理念。
大きなトラブルがあった場合や壁にぶつかった時に組織の存在意義を再確認する場所が必要です。理念には、医療機関や福祉施設がなぜ生まれたのかという思いが含まれていますから、迷った時の道しるべの役割を担ってくれています。
普段は壁に掲げられていてトップのメッセージに含まれているにすぎないように感じる理念ですが、実はなくてはならない存在だということがわかるかと思います。
組織として、よい意味で普通に仕事がまわっている。それを実行させるためには当たり前のことを、問題なく進めていくことが大切です。機械だってメンテナンスしなければ、いつか故障してしまうものです。ぜひ、組織の当たり前のことが当たり前に動いているのか定期的にチェックしてみてください。それは健全で円滑な運営に必要な大切な要素だと思います。
執筆者:原麻衣子(Maiko Hara)
医療の人事ドットコム編集長。
これまで、MR(医薬情報担当者)経験を経て、地方病院における人事、給与、臨床研修プログラムの構築を担当してきました。現在は、クリニックにおけるWebコンテンツの制作や企画プロデュースに携わっています。
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