立ち止まることも大切～前進するなら焦らず～

社会人としての基本

4月もあっという間に過ぎ、新人さんもそろそろお疲れモードかもしれません。このたびの10連休が緊張感を一気にほぐしてくれていることを願います。

私もそうでしたが、入職して間もない若い頃は前に進むことばかり考えがちになります。

年齢を重ね、色々な経験を通して「前に進まないことも大事かも・・・」と思ってもいます。

「前進=善進」と言いますが、前に進むことが全て“善い”とは限らない場合もあります。

私の経験から、時として“後退”することも『善進』ともいえるかもしれません。

その時、その時の状況を考え、時には後退、撤退することも、ある意味「前に進んでいる」ことかもしれません。

先日、尊敬する先輩からの一言がありました。

「焦ることなく、立ち止まることに向き合いなさい！そして、深呼吸！」

それは、前進、後退でもない、立ち止まることです。そして落ち着いて自信の足下を見つめることです。素敵な先輩の一言に感動するとともに感謝の気持ちになりました。

まずは深呼吸、そして一呼吸。

入職したての皆さんも焦ることなく、少し立ち止まることも大事かもしれませんね。

永い将来に向けて、着実に知識と技術を身につけるためにです。永い将来に向けて、前進するためにです。

執筆者：もろずみなおこ

看護部長として10年間、看護管理者となってから約20年間、人材育成、後進の育成に邁進してきました。
長所は超ポジティブ、短所はポジティブすぎること。逆風の中での、病院経営や人材育成を語ることが大好きです。