2019
03.05

コミュニケーションは自分の意図を相手に理解、納得させること~お互いに気持ちよく働くためにできること~

社会人としての基本

コミュニケーションは、どの組織でも、そしていつになっても問題を抱えているテーマです。一人で仕事をするにしても、必ず相手があっての仕事ですから、コミュニケーションをとらなければ進みませんし、ましてチームで仕事をするとなると協力するためには必須の手段となります。

チームが成り立つ3つの条件をご存じでしょうか。

第1の条件は、チームの方向性、方針が定められていて、メンバーに示されていること、第2の条件は、メンバー同士で協力する体制を整えていること、第3の条件は、メンバー同士がコミュニケーションがとれていることと言われています。チームの動きが何だかおかしいな・・・というとき、3つの条件のどれかが疎かになっていることが考えられます。第1と第2の条件は、チームの中でも比較的上層部にいる人の役割です。第3の条件の「コミュニケーション」は、メンバー全員が取り組むことが求められます。

そこで、そもそもコミュニケーションとは何をすることなのでしょうか。日本語では、「相互理解」などと訳されることが多いようです。

コミュニケーションをとるには目的があります。

①自分の意図、意思を伝える。ただこれだけでは、一方通行です。次に②伝えたことを理解してもらう。ここまでですと、相手は理解したものの納得しているとは限りません。最後に③理解してもらって、行動を起こしてもらう。ここでやっと、こちらが意図したことが伝わり、相手が行動を起こしてくれるところに到達します。

チームでのコミュニケーションとは、仕事の依頼や指示、交渉、調整などいずれにしても、相手に何かをしてほしいときにコミュニケーションが発生します。

職場コミュニケーションとは、共に仕事をするメンバーに対して、何とか理解してもらえるよう相手の都合も考えながら、こちらの意図することを伝え、動いてもらうための手段であることを改めて考えてみる機会にしてほしいと思います。

執筆者:下田静香(Shizuka Shimoda)

医療経営オンライン編集長。株式会社エイトドア代表取締役。経営学修士(MBA)。病院、介護施設で人事制度、評価制度、目標管理制度の構築と定着を中心に人材育成、組織開発のアドバイスしています。楽しく仕事ができるためには?!をテーマにしています。

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