2019
08.05

夢を実現するために信じる3つのこと

開業

「開業上手くいきますかね?」これは新規開業サポートをしていると医師から訊かれることの1つです。そこで私は夢を実現するための3つのことを伝えています。

1.自分を信じること

医師は大きな投資をして新規開業をします。患者は来てくれるか?イメージしている診察ができるか?など不安に感じています。それもそのはず。ほとんどの医師は開業が初めてだからです。しかし、このような思いを持ったまま放っておくのは危険です。それは、人の脳はイメージしたことを実現しようとするからです。例えば、物事に対してまだやってもいないのに「できるかもしれない」と思えば、脳はこの「できるかもしれない」を実現しようとします。逆に、やる前から弱気になれば弱気な人間に、できないと思えばできない人間に自分自身をしていきます。そこで必要なのはプラス思考、プラスイメージ、プラス感情を持つことです。もしプラスのイメージを持てない場合は「あの人のようになりたい」など、すでに上手くいっている人をイメージしてもらっています。そうすることで自分ごととしてイメージできるようになります。

2.仲間を信じること

また、開業が上手くいくには周りの人の協力を得ることが大切です。開業サポートメンバーを信頼できるかがカギを握ります。これはサポート企業にも同じことがいえます。なぜなら信頼がないところによい方策は出ないからです。私のサポート案件ではありませんが、信頼できない場合、必ずといってよいほど医師とサポート企業の間でトラブルが起きています。私がサポートする場合、上記のことを医師に話をして信頼できると感じることができればサポートしています。開業準備期間中からチームとして同じ目標に向かうことを意識してもらうことで、実際に開業してからはスタッフを交えた新たなチームとして同じ目標に向かう形が作れます。

3.スタッフを信じること

一旦信頼関係ができればチームとして向かうべきところは明確になります。人は目標が明確になれば集中できます。プラス思考で物事に集中すれば脳は活性化されていきますので、ますます成功に近づいていきます。私が開業サポートをした医療機関の95%以上は医師がイメージしていた数字を早々にクリアし、思い描く夢に向かって確実に進んでいます。

しかし、開業準備期間にサポートメンバーを信頼できなかった医師は、開業してからも同じようにスタッフを信頼できずにいるケースが多く見受けられます。診察に時間を費やすよりもスタッフの離職対応に時間を費やしています。「医師の性格だ」と言ってしまえばそれまでですが、一緒に働く人を信頼できるかできないかが開業がうまくいくかどうかに大きな影響を与えています。

物事が成功するのはプラスの感情、肯定的な感情があるときに起こります。プラス思考、プラスイメージ、プラス感情を持つことで夢の実現が近づきます。

執筆者:田中秀幸(Hideyuki Tanaka)

株式会社ファイネス 医業開発室に所属し、クリニック開業サポート、クリニック承継サポートを中心に活動しています。 スポーツが好きで、中学クラブチームのメンタルコーチや医療・介護・福祉関係者へメンタル講習をしています。

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