03.11
年度末は立ち止まって考える機会に~思考のバランスを~
2019年度も残すところ2週間あまりとなり、年度末を迎えます。
年度末になると何かと慌しくなります。この慌ただしさを「1年間の業績報告、次年度の目標設定など、病院全体で沢山やることがあり、“大変充実”しています」という前向きな思考の捉え方もあれば、一方で、「あれもできなかった、これもできなかった」と悲観する捉え方もあります。
ちょっとした思考の転換で捉え方が大きく違ってくるものです。忙しいとき、慌ただしいとき、そんな時ほど、思考の転換が必要だと思うのです。
言うまでもなく、プラス思考はものごとを肯定的に捉え、前向きに取り組むことができます。マイナス思考は否定的に捉える後ろ向きな考え方です。
しかし、前向きなプラス思考でものごとはすべてうまく進むというわけでもなく、時には後ずさりしたり、勇気ある撤退したりということが大切な時もあります。
1年間かけて全て成果が出るわけではありません。思い悩んでうまくいかなくて失敗も多々あるなかで、柔軟に発想を転換することが大切なのです。肯定的に捉えたり、否定的捉えたり。私は、思考のバランスを保つこと、「プラス思考+マイナス思考=バランス思考」が大切な気がします。
私自身は常にプラス思考の人間ですので、努めて傍らには大切なマイナス思考の方がいます。なぜなら、自身のリスクマネジメントになるからです。
『いけいけどんどん』も時として危ないリスクになりますので、それを制御する働きを担ってくれています。
「プラス思考+マイナス思考=バランス思考」。2019年度、成功したことや失敗したことを振り返りながら、次年度に向け選択と集中の時期です。
執筆者:もろずみなおこ
看護部長として10年間、看護管理者となってから約20年間、人材育成、後進の育成に邁進してきました。
長所は超ポジティブ、短所はポジティブすぎること。逆風の中での、病院経営や人材育成を語ることが大好きです。
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