2021
03.01

冬から春へ

リハビリテーション医療

立春を迎えてから、2月とは思えない暖かな日の光を感じる時が多くなってきました。九州は最高気温が20度になることも!

地球温暖化の影響でしょうか。

それかと思えば、翌週には−1度で雪が舞うなど、気温がころころと変わるので、体調管理には気をつけたいところです。

冬の訪れと共に新型コロナウィルスが猛威をふるい、いまだ主要都市は緊急事態宣言が発令中です。しかし、つい先日より日本でもワクチン接種が始まりました。感染対策は続けていく必要はありますが、コロナ対策として大きな前進と期待も抱いています。季節が冬から春へ移り、新しい年度を迎えるにあたり、コロナの脅威や様々な制限からも少しずつ解放されていけることを願ってやみません。

さて、これを書いている2月21日に、たまたま8年前の同じ日に生けた花の写真が見つかりました。

「桃と百合と藪椿」 

その時の自分の感想が残っていました。

お花は、「春の出で立ち」です。桃の枝振りに勢いを感じ、春の足音を聞きました。

大学院への入学を期に長期でお稽古を休むまで、13年ほど毎月生け花とお茶を習っていました。今思うと、愉しみながら四季折々の花や道具に触れ、季節の移り変わりを身近に感じることができていたと思います。今は、体感気温や季節行事をニュースで知る程度となってしまい、改めて習いごとから感性を研く機会をもらっていたのだなと気付きました。

現在行っている研究において、疾患があっても仕事や趣味を継続している方は、日常生活動作や健康関連の生活の質を維持しているとの結果が得られており、好きなことや得意なこと、やりたいことを続けることが生きがいに繋がり、充実した生活を送れるのだと実感しています。コロナ禍でも、自分らしい生活を続けられる工夫を患者さんはもとい、自分自身も意識しなくてはと感じました。

お稽古を休んでから家に花を生けることがずいぶん減っていたこと、お茶道具も仕舞い込んでいたことを反省し、ようやくお茶道具棚を設置しました。今年は家で花やお茶を愉しむ機会を作りたいと思っています。

先日、日系ビジネス電子版にて、欧米で流行っているという「IKIGAIベン図」と、やりたいこと、やるべきこと棚卸しシートを拝見しました。詳しいことは割愛しますが、自分にとっての生きがいを見いだす(模索する)ためにも、今プライベートで、仕事で。将来やりたいこと、やるべきことをそれぞれ書き出し、その中で気付きが生まれ、新しい自分へのミッションがうまれるという、正の輪廻が人気とのことです。

自身で気付きを得て、工夫していく機会になりそうで、早速トライしてみたいと思います。気になる方はインターネットで検索してみてくださいね。

 

執筆者:maittankobu

作業療法士として20年目。いつの間にか管理職11年目となり、いつまでも働けるこころと身体作りをモットーに、日々楽しく勉強中です。

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