2022
10.29

女性事務長のひとりごと『職場もアップデートが必要です』

職場環境

こんにちは、小柳です。いよいよ秋が深まり何をするにも良い季節になってきましたね。こんな時、皆さんは何をして過ごしますか?コロナも落ち着きを見せているので、お友達と会食をしたり旅行をしたりもできそうですね。是非有意義にお過ごし下さい。

 

さて、もう11月。今年もあと2か月、時が過ぎるのは本当に早いですね。

今年、当院には育休から復帰して時短勤務をしているスタッフや、これから産休に入るスタッフがいます。急なお休みの対応など少し不安を感じる時もありますが、産休や育休をとり、その後に復帰できる職場になりつつあることをとても嬉しく感じています。

 

女性が家庭を持って、そして母になっても仕事を続けていけるような環境を作っていくのは簡単ではありません。小さい職場は人事的な余力の無さゆえに難しいことが多いのも実情です。

 

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 当院(戸塚ヒロ眼科)がオープンして15年以上経ちますが、以前に比べると女性が休みやすい環境が内外で整ってきているのを肌で感じています。国の様々な施策や制度はもちろん、先人たちが切り開いてきた経験が共有され、社会の中で受け入れる素地が醸成されつつあります。また、親世代の協力や夫の家事への参加も以前よりはるかに「普通」になっています。いまの30歳前後の男性の家事への参加を聞いていると、昭和の時代とは全く様子が異なり、男性も家事をすることをごく普通のことと捉え、夫婦で力を合わせているようです。夕食は早く帰宅した方が作ってパートナーの帰宅を待つ、という夫婦の話を聞くと世代の違いを感じます。そして、クリニックとして人事的に多少余力をもてるようになったことも長期休暇の取得や復帰のしやすさにつながっていると考えています。

 

 

開業以来多くの職員がおりましたが、中でもパート職員の仕事や家庭に対する感性やモチベーションも時流とともに大きく変化してきています。少し前のパート職員は「良き母、良き妻」であることに誇りをもち、更に「母たる者は自分と同じように家庭を優先するべき」という価値観を周囲にも求めていたようでした。一方、最近のパート職員は自分が仕事を続けることを大切に考え、また同時に働いている母をごく普通のことと捉えている家庭・家族がより増えているように感じます。

 

 このように人事を取り巻く状況も年々変化していきます。職場を采配する者としてはその時流を感じながら、より働きやすい環境と制度を整えていく責務があると思っています。最近は最低賃金の見直しやリモートワークなど働き方の多様化など、職場を取り巻く環境の変化が速く激しいので、多くのことをアップデートして時代についていかなければと改めて強く感じています。

 

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執筆者:Airi Koyanagi

薬剤師。大手調剤薬局チェーン勤務後、戸塚ヒロ眼科事務長として10年以上クリニックの運営に関わっています。医療スキルと患者様サービス及びスタッフの働き甲斐の3つを成り立たせたいと今も奮闘中

 

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