01.28
なんでも屋さんの日常〜その3「キャリアについて考えてみる」
こんにちは。クリニック経営士0号です。
今回はキャリアに関することについてお伝えいたします。
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現在、キャリアコンサルタントという資格取得に向けて勉強しています。
キャリアコンサルタントはキャリア(進学や仕事)に悩まれている方と対話を通じて相談者が解決策を見つける手助けをする国家資格です。
学んでいく中で自分のキャリアや生き方についても以前より前向きに考えるようになりました。
今後は転職や兼業など、よりご自身のキャリアについて考える機会が増えるのではないかと思っています。
先日、駐在先の医療機関で今春卒業予定の医療事務専門学校学生の入職が決まり、研修を兼ねての勤務が始まりました。ところが、その2週間後に入職辞退の申し入れがあり、職場を去っていきました。
辞退の理由は「医療事務業務と接客が自分に向いていないから」ということでした。他にも理由があるかとは思いますが、辞退されたことよりも「自分に向いていない」ことを2年間、学んできたこの学生さんのことがとても気になりました。
もし、高校在学中にキャリアについてもっと深く考える機会があったなら、少なくとも今の学校ではなく、遠回りをしないでもっと強みの活かせる分野で学びができていたのではないかと思いました。
また、ベテランMRさんから調剤薬剤師への転職の相談を受ける機会も増えています。薬剤師の資格があるので調剤業務を覚えれば即戦力になると思われている方がとても多い印象です。
確かにMRのコミュニケーション能力は役に立つと思います。しかし、現実としては、調剤業務の他に認定薬剤師やかかりつけ薬剤師といった数年かけて取得しなくてはいけない資格がないと調剤点数的にも一人前として認められるまで年月が必要です。
キャリアに悩まれている方には10年後、5年後、3年後にどんな自分(仕事・暮らし)になっているかという「目標」を立て、そのためにはこの1年、半年、3カ月、1カ月、今日何を「行動」するのかをしっかり考えることをおすすめしています。
私は毎年、Excelで長・中・短期スケジュールを作成して、自分に説明するためにPowerPointでスライドを作成しています。年次で修正される目標や行動は一貫性のないこともありますが、自分の考えているキャリアの方向性の視覚化されるので、手直しする度に今後何が起きるかとワクワクした気持ちになり、前向きに日々を過ごしています。
そんな体験を関わる方にも実感して欲しいと思い、日々の現場でのコミュニケーションを取る中でさりげなくキャリアについて問いかけを続けています。
仕事は生活のための収入であることだけではなく、豊かな人生を送るためでもあるという思いが広がるように働きかけていきます。
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執筆者:クリニック経営士0号
医療と健康に関するなんでも屋さん。元文系MR。持ち前の器用さを生かして日々発生する課題を解決するために奔走しています。
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