01.18
『不機嫌』との付き合い方
こんにちは、小柳です。新型コロナウィルス感染が蔓延し、緊急事態宣言が発令中ですが、皆様お変わりございませんか?昨年から長期にわたって思うように過ごせず、ストレスを感じている方も多いでしょう。
さて、今日は職場での【あるある】のひとつ、《不機嫌な人》についてお話します。
あなたの周りに居ませんか、《不機嫌な人》。
理由がはっきりしていることもあればそうでないこともありますし、突然気分が変わる人もいます。いまは新型コロナウィルスによる閉塞感から、いつもより不機嫌になりやすい人や気分が変わりやすい人もいるかもしれません。
理由はともかく、この『不機嫌』を皆さんはどのように感じていますか。その方の機嫌が一層悪くならないように必要以上に気を遣ったり、周りの空気が悪くて気疲れしたり、職場が楽しくなくなったりすることもあると思われます。尊敬すべき先輩や上司に幻滅することもあるかもしれませんし、『不機嫌』は悪い気分を丸出しにしてよいことは何もありません。
不思議なことに人は雰囲気など形のないことも敏感に察知しています。家族、友人、職場の同僚、そして患者様が、『不機嫌』を感じ取っています。『不機嫌』をむき出しにすることは、周囲の人に見えぬ刃を向け、傷つけていると思うのです。
そうは言っても、私たちは機械ではないので気分や機嫌に波があるのも事実です。そういった気分の波を消すことを追求するのではなく、『不機嫌』がむくむくと頭をもたげてきた時に自分なりの始末の仕方や折り合いの付け方を見つけておくことが大事なのです。
朝から気分が乗らないのであれば、お気に入りの服を着る、好きなアーチストの音楽を聴く、好物の朝ごはんを摂る、好きな飲み物を職場に持参する…等々、何でもよいのです。自分にとって『ご機嫌』のスイッチとなるものをいくつか用意しておくのです。
また、業務中であればあえて仕事に没頭したり、人と少し距離をとるようにしたりして、自分の中の不機嫌と取り合わない様に行動するのです。
プライベートはともかくとして職場での『不機嫌』は周囲に悪影響を与え、信頼を失うことになります。先輩や上司、リーダーなど指導的役割を担う方は特に注意をしていく必要があります。ミスなど何か問題が生じた時は、イライラしたり怒りを感じている間は注意や指導をしたりすることは控え、自分の気分のピークをやり過ごすということも一つの方法です。時間にすれば数分のことです。そうすれば冷静に対処でき、相手の尊厳を傷つける程に自分の気分を丸出しにすることはほぼなくなるでしょう。
更に残念なことなのですが、《不機嫌な人》の多くは自分の気持ちをそのまま口に出して表現することが多く、周囲を巻き込み、悪いムードをまき散らす傾向があるように感じます。この悪い連鎖の中に巻き込まれない様にすることも大事だと思います。文句、陰口、悪口の輪には入らないことです。
職場に限りませんが、笑顔でよい気分やよいムードを周囲に伝えられるような人になりたいものですね。
執筆者:Airi Koyanagi
薬剤師。大手調剤薬局チェーン勤務後、戸塚ヒロ眼科事務長として10年以上クリニックの運営に関わっています。医療スキルと患者様サービス及びスタッフの働き甲斐の3つを成り立たせたいと今も奮闘中
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。