チャレンジしなければ成功も失敗もしない〜幅を広げて自己成長を促す〜

今日は三連休の最終日となりましたが、皆さんはいかが過ごされましたか。

私は…というと、半年ほどある勉強をするためにスクーリングに通っていて、その修了試験が間近に迫っていることもあり、机に向かう日々でした。

学びを深める過程で仕事に対する姿勢や考え方を見直すことが増えてきたのですが、ここ最近、仕事に関して異なる二つの考え方に接する機会がありました。

一つ目は、新型コロナウイルス感染拡大による環境の変化をチャンスと捉えた方のケースです。

その方は、所属していた会社から独立して1年ほど経過した頃に新型コロナウイルスの感染拡大が始まったとのこと。この変化によって、半年間、仕事が全くない時期が続いたそうです。

しかし、徐々に経済活動が再開する中で、テレワークなどITを活用する場面が増えてきました。

そんな頃、ある企業から仕事を依頼されていた別の方が「テレビ会議は難しい」、「ITのことはよくわからない」と言って匙を投げたそうです。

そこで代わりの人材として白羽の矢が立ったのですが、その方はこれをチャンスと捉えたのです。「今、頑張らなければ次はないだろう」と考え、その企業から求められる成果にプラスの付加価値をつけて提供することで、切り替えのきっかけを掴んだそうです。

一方、もうひとつはチャンスが来たにもかかわらず、自分から逃げてしまったケースです。

その方は、独立してから比較的安定していたところにこれまで経験したことのない分野の仕事の依頼が飛び込んできたそうです。

しかし、この方は「自分にはおそらく知識も技量も足りないと思う」、「取り組んだら成長できるのはわかっているが、今までやったことないので不安だ」という理由で、その依頼を断ってしまったのです。

結果として、仕事の幅を自ら狭めてしまっただけではなく、その方の信頼を裏切りチャンスを失うことになってしまいました。

人は安定した状態になってしまうと、なかなかそこから脱することが難しく、居心地のよいぬるま湯に浸かり続けたいという気持ちが強くなるものです。この事例は、まさにそうだと言えるのではないでしょうか。

仕事への姿勢や考え方は人それぞれなのでどちらが正解ということはないかと思います。ですが、チャレンジしなければ失敗はしませんが、それ以上の成長は生まれません。自分が考えている枠内でだけの仕事では、もったいないように思えたこの連休でした。

執筆者:原麻衣子(Maiko Hara)

株式会社エイトドア 人事アドバイザー。MR(医薬情報担当者)経験を経て、地方病院における人事、給与、臨床研修プログラムの構築を担当してきました。現在は、クリニックにおけるWebコンテンツの制作や企画プロデュースに携わっています。

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